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万一食中毒に感染した場合の衣類の消毒

2011/06/01配信

◇ 万一食中毒に感染した場合の衣類の消毒

先月、衛生意識の低い焼肉店、団子屋で食中毒が発生しました。
焼肉店においては、死者がでてしまう最悪の結果となりました。

食中毒はこのような飲食店だけで発生するわけではありません。

　【　家庭でも起こります。　】

健康な大人であれば、症状が軽くすむこともありますが、
小さなお子様やご年配の方には、症状が重くなることもあります。

いつもと様子がちがうと感じたら医師の診察を受けてください。

まず、手洗いと食品の保管、加熱はコチラをご確認ください。

では、食中毒（ノロウイルス）に感染した場合の衣類の消毒方法です。
この方法は厚生労働省のノロウイルスに関するＱ＆Ａを元に作成して
おります。

　【二次感染を防ぐためにもゴム手袋やマスクをしてください。】

感染者の衣類(使用したタオルなど）と他の衣類とを分けます。

感染の疑いがある場合の衣類も消毒します。

【１】吐物処理
嘔吐物、便などの汚物からウイルスが飛散しないよう
ペーパータオルなどでできるだけ吐物を取り除きます。

布団などすぐに洗濯出来ないものも、吐物を取り除きます。
その後の対処は【４】→へ。

【２】下洗い
洗剤を入れた水の中でしずかにもみ洗いします。
しぶきを吸わないように、また周りにまき散らさないよう
注意が必要です。

【３】熱湯消毒
８５℃、１分間以上の熱水洗濯を行います。
（または８０℃、１０分間以上)
※通常の洗濯機では高温に対応できない場合もあります。
また、温度による色落ち、急な冷却による縮み、シワなどが発生
することも予想されますが、消毒の重要性を優先しております。
衣類は徐々に冷ましてください。

【４】塩素消毒―衣類
熱水洗濯ができない場合は塩素による消毒をします。
次亜塩素酸ナトリウム(以下塩素)が１０００ｐｐｍ以上に
なるようにして消毒します。
その後十分すすいでください。高温の乾燥機などを使用すると
殺菌効果は高まります。

※塩素による脱色などが発生することが予想されますが、
消毒の重要性を優先しております。

→布団は吐物を取り除いた後、スチームアイロンで熱殺菌します。
その後布団乾燥機を使うと効果的です。
布団乾燥機は換気に注意してご使用ください。

１０００ｐｐｍ＝０．１％
５００ｍｌのペットボトルを利用すると簡単です。
ペットボトルのキャップに５ｍｌ入りますのでキャップに
市販の塩素５％の場合、塩素を２杯入れ、
ペットボトルに水を５００ｍｌを入れます。

【５】塩素消毒―床、ドアノブなど
２００ｐｐｍこの濃度では床や、ドアノブ、【２】の下洗い
の場所などを拭き掃除を行ってください。
ドアノブの金属と万一塩素が反応すると危険です。
すぐに水拭きをしてください。
その後塩素が残らないよう水拭きしてください。

２００ｐｐｍ＝０．０２％
１／２キャップ弱に２ｍｌ
市販の塩素５～６％の場合、塩素を１杯入れ、
ペットボトルに水を５００ｍｌを入れます。

【６】後片付け
全ての作業が終わりましたら、ゴム手袋をはずし、
せっけんで手を洗ってください。

熱湯消毒、塩素消毒により繊維を損ねる場合がございます。
迅速にまた適切に処理するため上記の方法となりますことを
ご理解ください。

※やけどにご注意ください。

※塩素は使用上の注意をよく読みご使用ください。

※塩素は成分が揮発しやすいため、なるべく新しいものを
お使いください。

塩素濃度がちがう場合、または使用する濃度がちがう場合は
以下の計算式で求められます。

Ａ（ｐｐｍ）の消毒薬、Ｂ（リットル）を作るときの、
塩素（Ｃ％溶液）の必要量Ｘ（ｍｌ）を求める計算式

Ｘ＝Ａ× Ｂ÷ Ｃ÷１０

消毒という言葉は薬事法により「医薬品」｢医薬部外品」で
使用できる言葉です。

洗剤などの雑貨品には殺菌・消毒は使用できません。
洗剤で使用できる言葉は「除菌」などです。

食中毒対策にはＥＥ～Ｅ洗ざい、ノロウイルスにはノロエース
をぜひご利用ください。

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ぜひお試し下さい。お試しの感想もお寄せください。
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