お役立ち情報
夏の電力不足に備える
2011/05/01配信
◇夏の電力不足に備える
日本はどこでも地震が起こる可能性があります。
お住まいがこの夏の電力不足の予想地域なら深刻な問題ですが、
そうでない場合はエコにつながると考えて実践してください。
準備していなくて困るよりも、備えたけど必要なかった、
そうなることを祈るばかりです。
太陽光発電や風力発電などの大掛かりなものではなく、
誰でも簡単にできる情報をお届けします。
まだ、夏までには少しだけ時間がありますが、5月も30度付近
まで気温が上昇することがあります。そのため、急に暑くなり、
エアコンをいっせいに使うと電力不足に陥ることも考えられます。
家庭の消費電力でもっとも大きいものがエアコン25.2%
続いて冷蔵庫16.1%、照明器具16.1%、などです。
(エネルギー白書より)
【 エアコン 】
昨年のように猛暑になっても電力不足を気にしすぎると
熱中症などの危険もあります。
水分補給は時間を決める、常に持ち歩くなどして
こまめに取りましょう。
エアコンを使用するときはドアや窓の開閉は少なくしましょう。
設定温度を28℃を目安にしましょう。
カーテンやすだれ、植物で緑のカーテンで直射日光をさけ、
室内の温度上昇を抑えましょう。
昼間の外出時もカーテンを閉めると効果的です。
扇風機を併用しましょう。
フィルターの定期的な掃除をしましょう。
室外機の周りにものを置かないようにしましょう。
【 急な停電に備える 】
熱中症予防に冷たい水やスポーツドリンクなどを
用意しておきましょう。
うちわや扇子、保冷剤などで体を冷やせるようにしましょう。
停電により断水する場合があります。
風呂の残り湯を用意しておきましょう。
洗濯やトイレの水、打ち水にも使えます。
【 冷蔵庫 】
冷蔵庫の機能は安全に食品を冷やすことです。
食中毒を防ぐことがとても重要です。
通常でも食中毒が発生しやすい時期です。ご注意下さい。
冷蔵庫は冷蔵庫の上や横の面から放熱するタイプがあります。
壁から適切に離し、物を上に置かないようにしましょう。
冷蔵庫の中に食材を詰め込みすぎないよう(7割を目安)
にしましょう。
特に冷気の吹き出し口をふさがない様に注意します。
熱いものは必ず冷ましてから冷やしましょう。
「れいとうこ」は隙間がない程ぎっしりとつめた方が、
節電効果があります。これは凍った食品、氷、保冷剤などが
それぞれ冷やす効果があるためです。
ごはんもまとめて炊いて「れいとうこ」で保存し、
電子レンジで温め直した方がエネルギーは少なくなります。
炊飯器での保温は4時間が目安といわれています。
無駄な開閉はやめましょう。
開閉を素早くするためにも冷蔵庫内を整理しましょう。
※区別しやすいように「れいとうこ」と表記しました。
【 急な停電に備える 】
突然起こる場合もあります。氷や保冷剤を準備しましょう。
保冷剤や氷で冷蔵庫内の温度が上がらないようにしましょう。
保冷剤などは冷蔵庫の上の段に置くと冷気が下がります。
※ペットボトルを凍らせると容器が破裂する恐れがあります。
凍らせる場合は、破裂しないよう容量より少ない水を入れ、
冷やしすぎに注意してください。
食品は腐りにくいものを選んだり、生ものはすぐに使うよう
心がけましょう。
食中毒にも注意が必要ですのでコチラを参考にしてください。
https://www.eee-senzai.com/hpgen/HPB/entries/22.html
【 照明器具など 】
照明器具は掃除をしましょう。
汚れた器具は明るさが低下します。
人のいない部屋の照明は消しましょう。
消費電力の少ない電球型蛍光ランプやLED照明などへの
切り替えも有効です。
万一に備え懐中電灯などを準備しましょう。
※ろうそくなど火を使う際は十分注意してください。
その他にも、早寝早起きをして普段の生活を少しずらすだけで
消費電力が分散されます。
「小さなことからコツコツと」電力不足を乗り切りましょう。